100年前からのメッセージ。
お客さんのところで、昔の資料を物色中に発見!
大正時代に作られた室蘭の輪西製鐵所のポストカード。
写真はそりゃ白黒なんだけど、衝撃を受けたのが表紙。
100年前ですよ?ステキすぎやしませんか?
今作ったよって言ってもわかんないかも。
昔の室蘭の資料を物色していても、
フィルムをつなげてパノラマを作っていたり、
手法は違うけど結局やってることってあんまり変わらないのね。
どの時代の人たちも、試行錯誤してベストを方法を編み出そうとしてたわけ。
豊かになりたくて、便利を求めて、選択肢を増やして、
豊かになれると思ってました。
そしたらどうやら何かも失っているみたいで、
精神的な負担が増えてます。食べ過ぎで病気になる人が増えてます。
どこかの国にいろんなもの押し付けて、安いものが出来上がります。
でも簡単に買えるからすぐ捨てちゃったりします。
世界では農薬で年間数千人が亡くなってたりしますが、
うちの国も自殺者は毎年約3万人いたりします。
紛争行なっている双方の手に持っている銃は同じ会社が作ってたりします。
でも結局いつの時代だって人は、
食って、寝て、綺麗な景色見に行って、泣いて、笑って・・・
デザインもいろいろできるようになって
派手な装飾が増えていったとしても、
結局本質的なものを大切にするのであれば
シンプルな方向に流れたりするんでしょう。
そんな時代の循環を感じました。
昔が良かったとか過去に戻りたいとか
そういうのはもうお腹いっぱいなので、
生きてるって本質をもっと感じて生きていたいなと。
自分もみんなも大切にしなきゃいけないものが見えてきてるはず。
もっと中心を研ぎ澄ましたら、
心に響くようなものをもっと作れるようになるかなぁ。
そうしたら世の中も自分ももう一歩よくなるかなぁ。
もう一つのポストカードもいい感じでした。